世界の獣医師事情について解説します！
目次
獣医師について
そもそも獣医師の仕事とは？
獣医師の仕事とは、動物の健康と福祉を守るために、動物の診察や治療、予防接種などを行うことです。
獣医師は、ペットや家畜だけでなく、水産動物や野生動物などさまざまな動物と関わります。
日本の獣医師免許で働ける国って？
獣医師として海外で働くには、基本的にはその国の獣医師免許を取得する必要があります。
日本の獣医師免許は海外で有効ではないからです。
しかし、一部の国では、日本の獣医師免許を持っていれば、そのまま働ける場合もあります。
例えば、英語が通じる国であれば、オーストラリアやニュージーランド、カナダなどがあります。
これらの国では、日本の獣医師免許を認めてくれる場合が多いです。
ただし、それでも一定の条件や手続きが必要になることもあります。
また、英語が通じない国であれば、ベトナムやタイ、インドネシアなどがあります。
これらの国では、日本の獣医師免許を持っているだけでなく、現地の言語や文化にも慣れる必要があります。
また、現地の法律や規制にも従わなければなりません。
世界で活躍する獣医師について
獣医師の歴史
世界初の獣医師については、正確な名前や時代は不明ですが、紀元前2,000年頃のシュメール文化において、動物の治療に関する記述が残されていることから、この頃には獣医師のような存在がいたと考えられています。
また、エジプト第12王朝の時代にも、動物への治療に関する医学書が書かれていることが確認されています。
これらの古代の獣医師は、主に馬や牛などの家畜や軍用動物の健康管理や疾患防御に関わっていたと思われます。
現代の獣医師と比べると、科学的な知識や技術は限られていたでしょうが、動物と人間の関係を深める役割を果たしていたと言えるでしょう。
世界初の獣医学校とは？
世界で最初の獣医学校は、1761年にフランスのリヨンに設立されたリヨン獣医学校です。
この学校は、動物疾病の制圧や軍用馬の獣医療にあたる職業獣医師の育成を目的としていました。
現在も、世界で最も歴史ある獣医学校の一つとして知られています。
その後、ヨーロッパやアメリカなどで獣医学が発展し、現在では多くの国や地域で獣医師が必要とされています。
世界的に特徴がある獣医学校とは？
カリフォルニア大学デービス校
世界で最も優れた獣医学校の一つで、動物の健康や福祉に関するさまざまな分野で研究や教育を行っています。
面白いことに、この大学には動物コーヒー館という施設があり、動物たちがコーヒー豆を食べたり、コーヒーの香りを楽しんだりすることができます。
ロンドン大学王立獣医大学
世界で最も古い獣医学校の一つで、イギリスの王室からも認められています。
面白いことに、この大学には動物病院博物館という施設があり、歴史的な動物の治療や手術に関する展示や資料を見ることができます。
オハイオ州立大学
アメリカで最も優秀な獣医学校の一つで、動物の健康や疾患に関するさまざまな分野で研究や教育を行っています。
面白いことに、この大学には動物のためのヨガクラスというプログラムがあり、動物たちがヨガのポーズをしたり、ストレスを解消したりすることができます。
獣医師の人数TOP10（推定）
- アメリカ合衆国：116,091人
- インド：63,000人
- ブラジル：55,000人
- イタリア：30,000人
- フランス：18,000人
- イギリス：17,000人
- カナダ：13,000人
- 日本：12,000人
- スペイン：10,000人
- ドイツ：9,000人
獣医師の平均年収TOP10（推定）
- スイス：7,449,000円
- オランダ：7,524,000円
- アイスランド：7,166,000円
- カタール：6,626,000円
- ルクセンブルク：5,765,000円
- ドイツ：5,350,000～5,830,000円
- オーストラリア：3,870,000～7,410,000円
- デンマーク：3,990,000～5,710,000円
- カナダ：3,610,000～7,590,000円
- アメリカ合衆国：3,460,000～12,100,000円
世界で活躍する日本人の獣医師
世界で活躍する日本人は、下記3名の方々が有名です。
ます、1人目は日本獣医医療グループの代表者である松井隆一先生です。
東京にある動物病院で、英語や中国語に対応しています。
続いて、2人目は日本大学の教授である中村正樹先生です。
日本獣医学会の理事長や国際獣医連盟の副会長を務めています。
最後に、3人目はカナダ・サスカチュワン大学の博士課程の学生である山田真理さん。
日本からカナダに渡り、英語で獣医学を学んでいます。