キャリア

獣医師にはどんな人が向いてる?

2020年5月29日

こんにちは。編集のYです!

獣医師の仕事は、ケガや病気で苦しんでいる動物を助けることができる、とてもやりがいのある仕事だと思います!
その一方で、「動物が好き」っていう理由だけで獣医師を目指す人も多いのではないでしょうか?
しかしながら、どんな職業にも向き・不向きがあります。
どんな人が獣医師に向いているか、早速、考えていきましょう!!!

獣医師ってそもそもどんな仕事?

ひとくちに「獣医師」の仕事と言っても、仕事内容は多種多様です。
どんな仕事があるか具体的にみていきましょう!!

①小動物臨床獣医師
いわゆる街の動物病院の獣医師で、犬や猫などのペット動物の病気予防・治療がメインの仕事です。
獣医師免許を持つ方の40%がこの仕事に従事していると言われています。
また、動物だけではなく、飼い主とのコミュニケーションスキルが必要となります。
勤務医としてスキルを身につけて、開業する人もいます。
その場合、獣医師のスキルだけではなく、経営者としてのスキルも必要となるでしょう。

②産業動物臨床獣医師
農村地帯で、農業共済組合や農業協同組合などに勤務して、家畜の病気予防・治療をする仕事です。
乳牛や肉牛、豚、鶏、馬など家畜の診療と病気の予防、飼養衛生管理の指導などを行います。

③その他の臨床獣医師
JRA(日本中央競馬会)などのレースに出る競走馬がいる競馬の関連施設や育成牧場、動物園、水族館など動物が多く暮らす施設での勤務が中心の仕事です。
動物の体調管理や出産などのケア、応急処置など、その施設にいる動物を診察を行います。
このような場所での勤務は非常に人気が高く、募集定員が少ないこともあり、就職は難関とされています。

④公務員
公務員として、農林水産分野や公衆衛生分野の業務全般に関わる仕事です。
業務範囲は多岐に渡り、公務員といっても働く施設によって仕事内容は異なります。
国家公務員であれば、全国の空港や海港にある検疫所や動物検疫所などで、輸入食品の安全確認や他国の食品安全情報の収集などを行います。
地方公務員であれば、食肉衛生検査所や家畜保健衛生所などのさまざまな場所で、家畜衛生や公衆衛生に携わる仕事です。
国家公務員・地方公務員ともに、就職試験に合格する必要があり、必ずしも希望の配属先なると限りません。
また、獣医師免許が必要ではない業務を担当する可能性もあり、比較的デスクワークの業務に就くことが多いです。

⑤研究職
大学や研究所などで獣医学の研究や教育をする仕事です。
大学で学問としての「獣医学」を追求したり、獣医学を学ぶ学生を教育・指導します。
獣医師免許取得後、大学院に進学する必要があることが多いです。

⑥研究動物の研究
研究施設などで、実験動物の生産や管理をする仕事です。
臨床業務に携わる事はほとんどなく、民間企業によっては獣医師免許を必要としないケースもあります。
民間企業の場合、製薬会社や化粧品メーカーなどの研究職として採用され、勤務することが多いようです。

⑦飼育動物の管理・飼育
学校飼育動物活動や福祉施設の訪問活動に携わる仕事です。
幼稚園・小学校などで飼育されている動物の管理や指導、福祉施設で動物介在活動を行います。
動物だけではなく、子供や高齢者などの社会的弱者を支援する仕事です。

⑧野生動物の管理
野生動物の保護や管理、希少動物の人工繁殖や野生復帰を行う仕事です。
有害鳥獣による被害対策や外来生物対策、人工繁殖、希少種の保護対策などを行います。
人と動物が共存できる豊かな暮らしを守るために必要な仕事であると言えるでしょう。

⑨発展途上国の支援
発展途上国で、家畜衛生や公衆衛生の向上指導などの技術協力を行う仕事です。
社会貢献の要素が強く、獣医師としてのスキルともちろん、誰かの役に立ちたいという高い志が必要であると言えるでしょう。


上記以外にも獣医師として活躍できるフィールドはたくさんあります。
獣医師は一般に知られているような動物診療だけではなく、幅広い仕事を通じで、動物や人の健康にも大きく係わっています。

獣医師に必要な適性とは?

①動物が好きであること
獣医師の仕事はどの仕事を選んでも、動物を取り扱います。
動物が好きでないとつとまらない仕事と言っても過言ではないでしょう。
動物に対する愛情があることが最低条件と言えるでしょう。
また、命に触れる仕事であることを十分に理解しておくことが必要です。

②コミュニケーション能力があること
動物は人間と違い、意思を伝えることができません。
そのため、動物の生理や行動を理解し、汲み取れるコミュニケーション能力が必要です。
また、臨床現場では獣医師個人の判断次第で、生死が別れます。
そのため、観察力や判断力に優れていることも非常に重要だと言えます。

③向上心があること
昨今、科学や医療技術の進歩はめざましく、高度な医療機器が開発されていたり、新しい治療の研究も進んでいたりするため、新しい情報を柔軟に取り入れていくことが必要になります。
また、かつては困難であった重症の動物を救うことが可能となる一方で、今知っている知識が役に立たなくなり、新たな知識を学ぶ必要性があります。
いくつになっても、学び続けることのできる向上心を持っていることが非常に大事です。

自己分析してみよう!

今回は、獣医師の仕事内容と獣医師に必要な適性について、考えてみました!

皆さんの中には、ペットの治療や家畜の飼育が獣医師の主な仕事だと思っていた方も多いのではないでしょうか?
獣医師の仕事といっても多岐にわたり、活躍の場所は無限にあります。

獣医師を目指す皆さんが晴れて獣医師となった際に、どんな仕事につき、どんな内容で動物と関わりたいのかを今のうちに考え自身の適性と照らし合わせておくことが、将来のためにも非常に大切です。

また、獣医師に限らず、動物に関わる仕事はたくさんあります。
そのなかで、「なぜ獣医師になりたいのか」を深く自己分析しておくことが、将来獣医師として活躍するためファーストステップと言えるでしょう。

そこで、自己分析ができるツールを一部紹介します!
時間があるときに是非やってみましょう!!


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